昨日(日本時間では本日深夜・早朝〜)、ついに
アメリカとブラジルによるコンフェデレーションズカップの決勝と、
スペインと南アフリカによる3位決定戦が行われました。
とにもかくにも、バイエルンファンとしてはただルシオを誇りとするべきでしょう。
セレソンのキャプテンとして、そしてバイエルン戦士として十分な働きをしてくれました。
スペイン対南アの対戦では70分過ぎまでスコアレスで来たゲームが
73分、ムフェラの左足で均衡が崩れます。
しかし、フェルナンド・トーレスに代わって入ったダニ・グイサが
88分、89分と連続ゴール、逆転したと思ったわずか1分後、またもムフェラが同点に戻します。
90分で決着のつかなかった両者は延長戦に突入し、
107分にシャビ・アロンソがフリーキックをダイレクトに決めてスペインが3位となりました。
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そして決勝、前半ではアメリカに2点を取られ、
良いところの全くなかったブラジルですが、後半、気持ちを切り替えて来ます。
後半開始早々、ルイス・ファビアーノのゴールで1点差に迫ります。
後半に入ったダニ・アウヴェスやマイコンを始めとして、ブラジルの動きが見違える程に。
そして74分、またもルイス・ファビアーノのゴールで同点に追いついたブラジル、
押せ押せムードになったところで、チーム同様前半は全く消えていたルシオが燃えました。
そして84分にコーナーキックを得たブラジルはルシオ渾身のヘディングシュートで逆転、
王者はやはり王者、結局は優勝はブラジルの手に収まりました。
ドイツ局では終了辺りからずっとルシオの名前を叫び続けていましたし、
他国の放送でも「バイエルン・ミュンヘンのディフェンダーのルシオ」と何度も言ってくれていました。
そして止めに、戦後インタビューではルシオ自ら
「ベッケンバウアーの発言の影響(放出しない宣言でいいプレーが出来たという事か)」と語っていましたし
これはバイエルン残留に大きな大きなアドバンテージとなったようです。
勝利のすぐあと、「アイ・ラブ・ジーザス」というプリントのシャツに着替えたセレソン、
ルシオもテレビにわざわざ前後のプリントを示して
「神様が僕のこのシーズンを見ていてくれた」と語りました。
本当にシーズン終盤のタフなゲームぶりは神様でなくとも、印象に強く残っています。
さすがにルシオは遅れての合流となるのでしょうが、
7月1日より、バイエルン・ミュンヘン、開幕へ向けてトレーニング、スタートです。
ルシオ、お疲れさまです!
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昨日の結果は以下の通り。
コンフェデ杯 決勝:
ブラジル 1−0 南アフリカ
ブレーオフ:
スペイン 3−2 南アフリカ
(延長)
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