ルシオ、ルシオ!!〜コンフェデレーションズカップ決勝

6 月 29th, 2009

試合結果 トロフィー

昨日(日本時間では本日深夜・早朝〜)、ついに
アメリカとブラジルによるコンフェデレーションズカップの決勝と、
スペインと南アフリカによる3位決定戦が行われました。
とにもかくにも、バイエルンファンとしてはただルシオを誇りとするべきでしょう。
セレソンのキャプテンとして、そしてバイエルン戦士として十分な働きをしてくれました。

スペイン対南アの対戦では70分過ぎまでスコアレスで来たゲームが
73分、ムフェラの左足で均衡が崩れます。
しかし、フェルナンド・トーレスに代わって入ったダニ・グイサが
88分、89分と連続ゴール、逆転したと思ったわずか1分後、またもムフェラが同点に戻します。
90分で決着のつかなかった両者は延長戦に突入し、
107分にシャビ・アロンソがフリーキックをダイレクトに決めてスペインが3位となりました。

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そして決勝、前半ではアメリカに2点を取られ、
良いところの全くなかったブラジルですが、後半、気持ちを切り替えて来ます。
後半開始早々、ルイス・ファビアーノのゴールで1点差に迫ります。
後半に入ったダニ・アウヴェスやマイコンを始めとして、ブラジルの動きが見違える程に。
そして74分、またもルイス・ファビアーノのゴールで同点に追いついたブラジル、
押せ押せムードになったところで、チーム同様前半は全く消えていたルシオが燃えました。
そして84分にコーナーキックを得たブラジルはルシオ渾身のヘディングシュートで逆転、
王者はやはり王者、結局は優勝はブラジルの手に収まりました。

ドイツ局では終了辺りからずっとルシオの名前を叫び続けていましたし、
他国の放送でも「バイエルン・ミュンヘンのディフェンダーのルシオ」と何度も言ってくれていました。
そして止めに、戦後インタビューではルシオ自ら
「ベッケンバウアーの発言の影響(放出しない宣言でいいプレーが出来たという事か)」と語っていましたし
これはバイエルン残留に大きな大きなアドバンテージとなったようです。
勝利のすぐあと、「アイ・ラブ・ジーザス」というプリントのシャツに着替えたセレソン、
ルシオもテレビにわざわざ前後のプリントを示して
「神様が僕のこのシーズンを見ていてくれた」と語りました。
本当にシーズン終盤のタフなゲームぶりは神様でなくとも、印象に強く残っています。

さすがにルシオは遅れての合流となるのでしょうが、
7月1日より、バイエルン・ミュンヘン、開幕へ向けてトレーニング、スタートです。
ルシオ、お疲れさまです!

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昨日の結果は以下の通り。
コンフェデ杯 決勝:
ブラジル 1−0 南アフリカ

ブレーオフ:
スペイン 3−2 南アフリカ
   (延長)


アメリカのスタメン ブラジルのスタメン
【本日の先発】
アメリカ:1 Howard -
21 Spector, 5 Onyewu, 3 Bocanegra (C), 15 DeMerit -
13 Clark, 22 Feilhaber - 8 Dempsey, 10 Donovan -
9 Davies, 17 Altidore

ブラジル:1 Julio Cesar -
2 Maicon, 3 Lucio (C), 14 Luisao, 16 Andre Santos -
8 Gilberto Silva, 5 Felipe Melo - 18 Ramires, 10 Kaka -
11 Robinho, 9 Luis Fabiano
 
交替は
67分 サントス→13 ダニ・アウヴェス(ブラジル)
67分 ラミレス→7 エラーノ(ブラジル)
75分 フェイルハーバー→16 クリエスタン(アメリカ)
75分 アルティドール→2 ボーンスタイン(アメリカ)
88分 クラーク→4 カセイ(アメリカ)

ゴールは以下の5本。
10分 デンプシー(アメリカ)
27分 ドノバン(アメリカ)
46分 ルイス・ファビアーノ(ブラジル)
74分 ルイス・ファビアーノ(ブラジル)
84分 ルシオ(ブラジル)

イエローカード
19分 ボカネグラ(アメリカ)、25分 フェリペ・メロ(ブラジル)、
36分 A.サントス(ブラジル)、70分 ルシオ(ブラジル)
.
最終的なボールポゼッションはアメリカ41%、ブラジル59%、
シュート数はアメリカ9、ブラジル31となっています。

戦後のインタビューで「ブラジルの選手達がビッグクラブで活躍している理由が分かる」
と語ったドノバン。もしかすると完全移籍のならなかったバイエルンで
アンタッチャブルな存在であるルシオに対しての素直なリスペクトだったのかも知れません。

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—-

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スペイン:1Casillas (C) -
19 Arbeloa, 2 Albiol, 3 Pique, 11 Capdevila -
14 Xabi Alonso - 20 Santi Cazorla, 18 Riera - 12 Sergi Busquets -
7 Villa, 9 Fernando Torres

南アフリカ:16 Khune -
2 Gaxa, 14 Booth, 4 Mokoena (C), 3 Masilela -
13 Dikgacoi, 6 Sibaya - 10 Pienaar, 12 Modise - 8 Tshabalala, 17 Parker

交替は
57分 ビジャ→ 21 ダビド・シウヴァ(スペイン)
57分 トーレス→17 ダニ・グイサ(スペイン)
64分 ピーナール→ 9 カトレゴ・ムフェラ(南ア)
70分 モディセ→11 ファン・ヘールデン(南ア)
81分 セルジ・ブスケ→16 ジョレンテ(スペイン)
85分 シャバララ→5 モロンゴ(南ア)

ゴールは以下の5本。
73分 ムフェラ(南ア)
88分 グイサ(スペイン)
89分 グイサ(スペイン)
90+3分 ムフェラ(南ア)
107分 シャビ・アロンソ(スペイン)

イエローカード
39分 ブスケ(スペイン)、47分 ピーナール(南ア)、
77分 ムフェラ(南ア)、77分 ピケ(スペイン)、84分 アルビオル(スペイン)、
108分 マシレラ(南ア)、115分 ジョレンテ(スペイン)

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10分、スペクターからデンプシーへ。アメリカが先制。
デンプシーのゴール デンプシーのゴール2
1−0

ハワード 今日もハワードが鉄壁の守り。

そして27分、カウンターから
バイエルン公式サイトで「バイエルンの公式戦では得点出来なかったドノバン」
と書かれてしまっていたドノバンが正面からゴール! これでアメリカ2点のリード。
ドノバンのゴール ドノバン
2−0

ハワード 37分、ブラジルのFKもハワードが。

46分、ルイス・ファビアーノのゴールで一点差に。
ファビアーノのゴール ファビアーノ
2−1

ルシオ 後半になってこの人も動きが良くなって来ます。

ルシオ 55分、57分とゴールを狙うルシオ。

カカーのシュート 入っているように見えるカカーのシュート。

74分、ロビーニョが外したリフレクションを頭で押し込んでルイス・ファビアーノ2点目。
ファビアーノのゴール ファビアーノのヘディング
ファビアーノ

そして84分、コーナーキックからルシオがヘディングで2−3!
コーナー ルシオのヘディング
ルシオのゴール 2−3

そのまま試合終了。
ルシオ 円陣

フェアプレー フェアプレー・トロフィーを受賞したルシオ。

セレソン 大会連覇の勇者達。


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