バイエルン、圧勝!〜CL・バイエルン対リスボン2ndレグ

3 月 11th, 2009

ミュラー

UEFAチャンピオンズリーグ、決勝トーナメント一回戦セカンドレグの結果です。
ファーストレグ、リスボンでスポルティングに0−5という大差で勝利したバイエルン、
今日のセカンドレグでも6ゴールを奪う(+相手のオウンゴール)大勝利でした。
先日のブンデスのスタメン復帰で、ノリに乗っているポドルスキーが
大活躍、8分、34分と最初の2得点をゲット、チームに勢いをつけました。

そして多分、ドイツ国内のスポーツニュースは今日、この人の話題で持ち切りとなるのでは?
大物っぷりを見せつけた19歳のMF、トーマス・ミュラーです。
以前よりサテライトで評判の逸材でしたが、
怪我で多くの選手を欠くバイエルンは今日、1.5軍の若手を多数投入しました。
そんな中、チャンピオンズケーグ決勝トーナメントという大舞台で
ミュラーは交替早々、得点にからみ、そしてCLデビュー20分で初得点をゲット、
噂の程を世界に広く示しました。

また、リバプール対レアルのゲームも意外な大差がつく試合となりました。
ブッフォンとツェフという二大キーパー対戦のユベントス対チェルシーはドロー。
(カシージャスは…?とかは今日は無しという事で)
チェルシーはエッシェンとドログバが得点という、グラント以前の
ああ、チェルシーだ、という印象の結果となりました。
1stレグの結果も合わせてチェルシーが勝ち抜けとなります。

本日の結果
バイエルン 7−1 スポルティング
ユベントス 2−2 チェルシー
パナイナイコス 1−2 ビジャレアル
リバプール 4−0 レアル・マドリー

なんか、ブッフォンも”神一重”セーブ、ツェフも微妙セーブありましたが。

バイエルンとスポルティング・リスボンの対戦ですが、
ホーム、アウェー合わせて得点が12-1(!)となり、バイエルンはベスト8に進出となります。

【本日の先発】
バイエルン: 22 Butt - 30 Lell、3 Lucio、5 van Buyten、21 Lahm -
17 van Bommel、16 Ottl、31 Schweinsteiger、15 Ze Roberto - 18 Klose、11 Podolski

スポルティング・リスボン:1 Rui Patricio - 5 Pedro Silva、13 Tonel、4 Anderson Polga、24 Miguel Veloso -
6 Adrien Silva、25 Pereirinha、10 Vukcevic、28 Joao Moutinho - 11 Derlei、20 Yannic Djalo

交替は
46分 ルシオ→33 ブレーノ
   ゼ・ロベルト→20 ソサ
   ペレイリーニャ→7 イズマイロフ(スポルティング)
   ベローソ→78 アベル(スポルティング)
72分 シュヴァインシュタイガー→25 ミュラー
75分 A.シルバ→25 カネイラ(スポルティング)

ゴールは以下の8本。
8分 ポドルスキー
34分 ポドルスキー
39分 ポルガ(スポルティング/オウンゴール)
42分 モウティーニョ(スポルティング)
43分 シュヴァインシュタイガー
74分 ファン・ボメル
82分 クローゼ(PK)
90分 ミュラー


今日は上の写真のミュラーのデビューの為の舞台とも言えました。
サテライトでは話題の19歳MFは、勝利とCLの大舞台での初ゴールの後、
スタンドのガールフレンドの所に飛んで行って、熱〜いイチャイチャを全世界に流しました(笑)。
近くのおっさんが必死で写真を撮ろうとしているのが笑えます。

皇帝 アリアンツアレーナ

スタメン バイエルンスタメン。

円陣 ハノーバー戦以来、チームが結束しています。

まずは8分、ポドルスキーのゴールで幕を開けました。
王子のゴール ポルディ
1−0

18分、モウティーニョにイエローカード。

そして34分、ゴール前でパトリシオとポウガが接近し過ぎて、処理がもたついている間に
ポドルスキーがボールを奪ってオーバーヘッドキック! 今日も絶好調。
これでバイエルンは2点目。 2−0。
王子2度目のゴール ポルディのシュート
ポドルスキー 2−0

39分、またもスポルティングのゴール前でのセットプレー。
ボールをクリアしようとしたポルガがオウンゴール。 3−0。
意外な展開でバイエルンに3点目が。ベント監督も渋い表情。
ポルガのオウンゴール ベント監督

再びバイエルンのチャンスのその後、
42分。スポルティングのキャプテンモウティーニョのミドルシュートが
きれいな奇跡を描いてバイエルンゴールに。ブット、これは捕れません。
スポルティングの得点でスコアは3−1。
モウティーニョのゴール モウティーニョ

                                        スポンサードリンク
  

しかしその一分後、あっさりとバイエルンが追加点を決めます。
43分、レルのクロスをシュヴァインシュタイガーが決めて4−1。
シュヴァのゴール シュヴァ

前半だけで5得点の大味なゲームです。
このまま、ハーフタイム。
折り返し


後半、両チームともメンバーを入れ替えて来ます。
ルシオに替えて33ブレーノin。
ゼ・ロベルトに替えて20ソサin。
2人のベテランブラジル人を下げ、若い同じく南米のプレーヤーを入れます。

スポルティングも同様に2枚入れ替えます。
ペレイリーニャに替えて7イズマイロフ、ヴェローゾに替えて78アベルin。

ここからはスポルティングとバイエルンがやや拮抗、
50分にはスポルティングのシュート受けますが、ブットがセーブ。
58分にもレルのファウルでフリーキックを与えるも、
直接ゴールを狙ったキックはブットがまたもセーブ。

バイエルンもポドルスキー、クローゼらが攻めます。

64分、シュヴァインシュタイガーとシルヴァが接触。
シルヴァ
これによってバイエルンはフリーキックを得るも、得点にはならず。

ブクチェヴィッチがゴールを狙いますが、飛び出したブットがかろうじてセーブ。
ブット

72分、シュヴァに替えて25ミュラーin。 今日のもう一人の主役の登場。
ミュラーに交替
怪我で多くのプレーヤーが欠場したこの一戦、サテライトからの選手も呼ばれていましたが
勝ちぬけが決まったとなれば、彼等を使う機会という事で、オッドは出番無し。
今日はその他にも21歳になったばかりのFWユルマズがべンチ入りしていました。

そしてそのミュラー、交替してすぐにチャンスに絡みます。
右サイドからミュラーのクロス。それをクローゼがヘディングし、
こぼれたボールをジャンプ一番(?)ファン・ボメルがゴール。
ファン・ボメルのシュート ファン・ボメルとクローゼ
ボメル、クローゼ、ミュラー 5−1

75分、A.シルヴァに替えて25カネイラがin。

77分、P.シウヴァにイエローカード。

その間もバイエルンは変わらずに攻め続けます。
クローゼ、ミュラー、ラーム、ポドルスキーとゴールを脅かします。

82分、P.シウヴァ、ペナルティエリア内でクローゼの足元に後ろから入り、ファウル。
そしてクローゼがこのペナルティキックを決め、6−1。
倒れるクローゼ クローゼ
クローゼのPK クローゼのPK 2
クローゼの得点 クローゼのPK 2

84分、89分とまたもポドルスキーがゴールを狙うも、ゴールならず。
しかし、ソサのコーナーキックをポドルスキーがゴール失敗した、
そのボールが何とすぐ近くに詰めていたミュラーの足元に。
このラッキーなこぼれ球をゴールに押し込んで、ミュラー初ゴール!
そしてバイエルンは7点目。 7−1。
ミュラーのゴール ミュラーの得点

リスボンでの1stレグで0−5、アリアンツでの2ndレグで7−1。
バイエルンが2勝でベスト8に進出です。
二試合で合計すると、得点は実にバイエルン12−1スポルティング。
チャンピオンズリーグ一試合での最多得点タイになると共に、
対戦12ゴールも最多得点の新記録を更新しました。

採点 ゲーム終了直後の採点。ポドルスキーがMOMに。



同じ日、イタリアではバイエルンOB同士の対戦もありました。
ユベントス対チェルシー戦、バラックはスタメンでフル出場。
13分にネドベドか負傷退場、そして代りに入ったのはハサン・サリハミジッチでした!
ブラッツォ
19分、イアキンタのゴールでユベントスが先制するも
前半終了間際には復帰したばかりのエッシェンが同点にし、
さらに74分、デル・ピエロが2−1としたものの、
これまた83分にドログバが同点ゴール。
ドログバのゴール ドログバのゴール。
ドローに終わり、1stレグを1−0で勝っているチェルシーが勝ち抜けとなりました。

ゲーム終了後、言葉を掛け合いながら、ユニ交換をする
バラックとブラッツォの姿が…
バラックとブラッツォ
かつてバイエルンで共に戦った同士がCLで顔を合わせるのも感慨深いものです。


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