残留を賭けた戦い〜ブンデスリーガ第32節
4 月 30th, 2011
ドイツ、ブンデスリーガの第32節、
初日となる金曜日夜（日本時間では今朝未明〜早朝）の対戦は
シーズン終盤の変則日程のため、同時開催の２試合が行われ、
その2つの対戦はいずれも残留を賭けた勝負となりました。
このシーズン、首位争いやCL出場を賭けた悲喜こもごもの勝負が行われますが、
それと同じく、1部残留を争う悲壮な戦いと、その末の淋しい情景も忘れてはいけません。
ヴォルフスブルクはブレーメンに競り勝ち貴重な勝ち点3を計上しましたが、
まだまだブレーメン、ヴォルフスブルクのどちらも、今季CLの舞台に出たチーム、
一昨年の優勝チームとは言えど、まだまだ今夜のライバルチームの結果と
残り2試合の結果如何では降格も有り得る状態です。
そして今季昇格組ザンクト・パウリは昇格先輩のカイザースラウテルンに敗北、
残り2試合を全て勝利しないと、もう後が無い状態となりました。
そしてそのカイザースラウテルンはなんとかこれで1部残留を確定としました。
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本日の結果
ブレーメン ０−１ ヴォルフスブルク
カイザースラウテルン ２−０ ザンクト・パウリ
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ブレーメン ０−１ ヴォルフスブルク
【本日の先発】
ブレーメン：
1 Wiese - 8 Fritz, 29 Mertesacker, 3 Pasanen, 16 Silvestre -
22 Frings - 5 Wesley, 44 Bargfrede - 10 Marin - 7 Arnautovic, 24 Pizarro
ヴォルフスブルク：
1 Benaglio - 20 Riether, 34 Kjaer, 3 A. Friedrich, 4 M. Schäfer -
7 Josué - 29 Polak, 11 Cicero - 28 Diego - 23 Grafite, 18 Mandzukic
交替
52分 ポラク → 17 マドルンク（ヴォルフスブルク）
66分 シセロ → 13 長谷部（ヴォルフスブルク）
65分 ウェズリー → 14 ハント（ブレーメン）
65分 バルクフレーデ → 41 シュミット（ブレーメン）
77分 フリンクス → 31 ステヴァノヴィッチ（ブレーメン）
79分 ジエゴ → 6 トゥンジャイ（ヴォルフスブルク）
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ゴールは次の1つ。
22分 リーター（ヴォルフスブルク）
イエローカード。
27分 A. フリードリヒ（ヴォルフスブルク）、31分 シセロ（ヴォルフスブルク）、
47分 マンジュキッチ（ヴォルフスブルク）、61分 グラフィッチ（ヴォルフスブルク）、
65分 メルテザッカー（ブレーメン）、66分 フリンクス（ブレーメン）
ジエゴがブレーメンに戻って来ました！
2年ぶりにヴェーザーシュタディオンに登場したジエゴ。
ジエゴにとってもブレーメンでの3年間は
キャリアの上でも充実した時代ではなかったでしょうか。
この試合ではチャンスに積極的に動いていたピサロ。
しかしゴールには恵まれず、常にアルネのマークに邪魔され、
このシーンではポラク？のエルボーを見舞われているのを
主審に見逃されてしまっていました。
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22分、ジエゴを起点としてシセロが左サイドから切れ込みます。
一旦はシュートを弾いたヴィーゼですが、詰めていたリーターが押し込み、
ヴォルフスブルクが貴重な1点をあげます。
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今日もベンチスタートの長谷部でしたが、66分にシセロに替わって登場。
なかなかによく動いていましたし、悪くはなかったと思います。
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79分、トルコ代表トゥンジャイと交替するジエゴに
スタンドのブレーメンサポーターからは、
かつての司令塔に、暖かい拍手が送られました。
ジエゴ、ここを去った事、後悔していませんか？
試合終了後、言葉を掛け合うピサロとジエゴ。
長い紆余曲折の末、ブレーメンに戻って来たピサロ。
かつてのチームメイトと何を話しているのでしょうか。
バイエルンファンとしては複雑ですが…
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カイザースラウテルン ２−０ ザンクト・パウリ
【本日の先発】
カイザースラウテルン：
29 Trapp - 7 Kirch, 6 Abel, 20 Rodnei, 3 Jessen -
8 Tiffert, 13 Petsos, 21 De Wit, 24 Hlousek - 9 Lakic, 33 Hoffer
ザンクト・パウリ：
1 Pliquett - 2 Lechner, 16 Thorandt, 14 Eger, 11 Gunesch -
18 M. Kruse, 30 Daube, 20 M. Lehmann, 22 Bartels - 13 Asamoah, 10 Takyi
交替
70分 ホッファー → 32 ネメツ（カイザースラウテルン）
72分 グネシュ → 9 エッバース（St. パウリ）
72分 ダウベ → 23 ナキ（St. パウリ）
76分 デ・ヴィト → 16 モラヴェク（カイザースラウテルン）
85分 タキ → 8 ブルンス（St. パウリ）
86分 ティファート → 17 ブゲラ（カイザースラウテルン）
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ゴールは次の2つ。
28分 ティファート（カイザースラウテルン）、68分 アベル（カイザースラウテルン）
イエローカード。
15分 トラント（St. パウリ）
パウリはホームでの対バイエルン戦、アウェーでの対マインツ戦全てに勝たなければ残留は不可能です。
28分、ティファートがヘディンクで先制ゴールを決めます。
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68分、ティファートのアシストでアベルがダメ押しのゴール。
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もう後が無いザンクト・パウリ。実質残留の可能性はもう無いとも言えます。
涙にくれるパウリサポーター。そしてスタッフジャンパーのこの文字もかすんで…
「一つのクラブ、一つのチーム、一つの目標＝ブンデスリーガ1部（残留）」
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一方、ホームチームのカイザースラウテルンはこれで残留を確定しました。
応援し続けてくれたサポーターへの感謝をこめた横断幕とサポーターの声援。
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第32節 現在時点での順位。
試合数 得失点 ポイント
1 ボルシア・ドルトムント 31 62：19 69 ←香川在籍
2 バイエル・レバークーゼン 31 62：41 64
3 ハノーバー 96 31 45：41 57
4 バイエルン・ミュンヘン 31 67：37 56
5 1.FSVマインツ05 31 44：37 49
6 1.FCニュルンベルク 31 45：38 47
7 ハンブルガーSV 31 44：48 43
8 SCフライブルク 31 39：47 41 ←矢野在籍
9 TSGホッフェンハイム 31 46：44 40
10 シャルケ04 31 35：35 40 ←内田在籍
11 カイザースラウテルン 32 43：48 40
12 ヴェルダー・ブレーメン 32 43：58 38
13 VfBシュトゥットガルト 31 55：55 36 ←岡崎在籍
14 VfLヴォルフスブルク 32 39：45 35 ←長谷部在籍
15 1.FCケルン 31 41：61 35 ←槙野在籍
16 アイントラハト・フランクフルト 31 30：41 34
17 ボルシア・メンヘングラッドバッハ 31 44：64 29
18 St.パウリ 32 33：58 29
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