バラックとポドルスキーの喧嘩と対ウェールズ戦のkikcer採点

4 月 3rd, 2009

4月1日(日本では2日早朝)のワールドカップ予選でつまらない戦いながら
バラックの活躍で勝利したドイツ代表ですが、ドイツのマスコミでは
今は試合内容より、今後の予選の試合に対する展望より、
キャプテンのM. バラックとストライカーのL. ポドルスキーのケンカの話題で持ち切りで、
「ビルト」などはマトモな試合関連の記事を探す方が難しいありさまです。

67分に、戦術的な指示を出したバラックに対してポドルスキーは反発、
キャプテンの顔にビンタを食らわし、メルテザッカーとラームが仲裁に入ったのですが、
私は全然気づきませんで、後から見直して知りました。
(それよりアルヘンの戦いに驚いて、何やらドイツは試合が中断しているようだし(笑)と
そちらばかりを見ていて、気づいた時にはポドルスキーがなぜか下げられている所でした。)

王子が皇帝に反抗した!
という感じなのでしょうが、1点目が入った時には仲よさげに
まっ先に肩を組んでいた2人ですし、つい感情的になってしまっただけでしょうが、
しかしポドルスキーの行動は批判されるべきで、実際それが話題となっているようです。
レーヴ監督やビアホフマネージャーとしてはポドルスキーを支持してやりたい所ですし
(考え過ぎかもしれませんが)サッカー連盟としても
今回のポドルスキーについては不問に付すという事のようです。

しかし問題はバラックと他の若手・中堅選手との溝でしょう。
ベテランや口煩いキャプテンは煙たがられるものですが、
バラックの場合はすでにクローゼやラームあたりともわだかまりが生じているので、
シュナイダー、ノイビルという同世代が居なくなり、
フリンクスも時間の問題となった今、バラックの孤立が心配です。
ここ2戦の代表戦を見ていると、引退で良いのでは…ともまだ言えないですしね。

さて、肝心のウェールズ戦の採点です。


キッカー誌採点(1〜6の数字で表現1=最高、6=最悪)

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ウェールズ:
Hennessey (5) - J. Collins (4), A. Williams (5), Nyatanga (4) -
Ricketts (3,5), Ramsey (5), Bale (3,5) - S. Davies (4,5), Ledley (4) - Earnshaw (3), Vokes (5)
交替選手 Gunter (5)

ドイツ:
Enke (2) - Beck (4,5), Mertesacker (3), Tasci (5,5), Lahm (3,5) -
Rolfes (4), Hitzlsperger (4) - Schweinsteiger (4), Ballack (2), Podolski (4,5) - Gomez (4)



やはりウェールズは仕方ないにしろ、可哀想な採点です。
度々ドイツのゴールを脅かしたアーンショー、そしてリケッツとベイルあたりは及第点でしょうか。

ドイツでは素晴らしいセーブを見せ、高いモチベーションを示したエンケと
当然に唯一のゴールをあげ、また攻守の要となっていたバラックに2が付いています。
陳腐な言い方ですが、この2連戦では「ワールドクラス」という言葉の似合う唯一の選手でした。
チーム内での役割が違うものの、チェルシーでのプレーとは全く別物に感じる程でした。


ゲーム評価は4.5、主審の評価は5。やはりタッシのファウルはPKに値する、
またシュヴァインシュタイガーのベイルへのファウルも警告対象だろうという評価です。
MOMは当たり前にバラック。
ちなみに第5節、リヒテンシュタイン戦でのバラックのゴールは
某サッカー専門局のW杯予選3月分のベストゴール2位にランクインしていました。



さらについでに。
同僚同士のケンカの実例として「ビルト」であげられた中の2番目に
マテウスに張り手をくれてやるリザラズが…(苦笑)
まあ、仕方ない…かな、その配役なら…

ちなみにリザラズはマテウスに約80万円の罰金を支払ったそうですが。
しかも3番目にはヘルツォークに掴みかかるカーンが…(苦笑) さすがにFCハリウッド全盛の頃ですね。


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