リスボンの空に赤白の旗が翻る! CLスポルティング・リスボン戦
2 月 26th, 2009「バイエルンが帰って来た!」
そうドイツのマスコミに書かれていたのも実に納得です。
ブンデスリーガ後半戦はスタートから不調で3敗してしまったバイエルンですが
チャンピオンズリーグになると別チームになる(それも困りますが)、
アウェーでこそ強い(やっぱり困ります)バイエルンは健在でした。
欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント第一回戦1stレグ。
結果は0−5でバイエルン・ミュンヘンの圧勝でした。
前半、ミスも多く、支配率でも劣っていたものの
右サイドからゲームを切りくずして行き、チャンスを作り、
先制したバイエルンは後半、調子がどんどんうなぎ上り。
波に乗ったその勢いで、決勝トーナメントとは思えない大量得点となりました。
アウェーゴールで5点を計上したバイエルン、
次のホーム、アリアンツアレーナでの2ndレグに、大きなアドバンテージとなりました。
ゴールは以下の5本。
42分 リベリー
57分 クローゼ
63分 リベリー
84分 トーニ
90分 トーニ
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本日のチャンピオンズリーグの全対戦結果
リサボン 0−5 バイエルン
チェルシー 1−0 ユベントス
レアル・マドリー 0−1 リバプール
ビジャレアル 1−1 パナシナイコス
【本日の先発】
スポルティング:16 Tiago - 78 Abel、13 Tonel、4 Anderson Polga、12 Marco Caneira -
26 Rochemback - 7 Ismailow、28 Joao Moutinho - 30 Romagnoli - 31 Liedson、11 Derlei
バイエルン:1 Rensing - 23 Oddo、3 Lucio、6 Demichelis、21 Lahm -
31 Schweinsteiger、17 van Bommel、15 Ze Roberto、7 Ribery - 9 Toni、18 Klose
交替は
60分 イズマイロフ→10 1ブクチェビッチ(スポルティング)
60分 アベル→25 ペレイリーニャ(スポルティング)
67分 オッド→30 レル
70分 シュヴァインシュタイガー→8 アルティントップ
71分 デルレイ→20 ジャロ(スポルティング)
78分 ルシオ→5 ファン・ブイテン
ゴールは以下の5本。
42分 リベリー
57分 クローゼ
63分 リベリー
84分 トーニ
90分 トーニ
やはりリベリー、ラームの左サイドの破壊力は抜群でした。
スポルティングはリベリーに翻弄され、
またディフェンスの隙を突く事も出来ずに気持ちが切れてしまったようでした。
ラームの働きも攻守ともに素晴らしかったですし、
ひそかにオッドもよくしのいでいたと思います。
しかしシュヴァインシュタイガーのこの調子ならば、セカンドレグは
試合感を取り戻してもらう為にも、アルティントップに先発して欲しいものです。
トニは待ち望んだCL初ゴール(+もう一発)を挙げて嬉しそうでした。
トニが出る分、結構消えていた時間が長かったクローゼも、
しっかり取るべき所で点を取っているのはさすがです。
序盤はなかなかペースが掴めないバイエルン、危ないシーンも何度かありました。
あわや先制点、というところでラームがブロック。
ゴールライン上に2人、バイエルン選手が居ますが、
右のヘディングでボールを返しているのがラーム。小さくてもすごいです。
ゲームは拮抗し、この後もリベリのシュートは外れたり、
トーニ、クローゼはオフサイドだったり、ファウルしたり…
なかなか道が開けない状態が続きます。
それでも明らかに、最近のブンデスのゲームよりはずっと可能性を感じます。
ケルン戦のようにはカウンターもやすやすと通させません。
激しいプレーが多いのはこの会場だけではなかったようですが、
さすがにチャンピオンズリーグの緊張感を感じます。
30分、モウティーへのファウルでファン・ボメルにイエロー。毎度ながら主将…
「なんだ、コノヤロ。」「ほー、誰に向かって言ってんのかな」とでもいう雰囲気?
このあたりの時間までのボール支配率はリスボン56%、バイエルン44%。
21分のリードソンのシュートは枠外、
34分のモウティーのシュートはデミチェリスとルシオが、
35分のリードソンのシュートはオッドがブロック。
モチベーションが高く保てている証拠です。
そして我慢を重ねた42分、リベリーが中央を駆け上がり、
見事なテクニックで先制! まずは0−1。 久々のリード。
デミチェリスが起点になったようですが、トーニにも目もくれず、一気にゴールへ。
守備の間を切り裂いて。
アルティントップとは跳ねてお腹をぶつけ合い、(オッドが困惑気味 笑)
ファン・ブイテンとはダンスで喜びあう。みんな仲良いんだな(笑)。
このままハーフタイムに入ります。
後半も開始してしばらくは、やはりなかなか攻めきれず、
スポルティングがチャンスを迎えたりも。
しかし56分、オッドが右サイドから絶妙のタイミングでクロス。
それをトーニが落とし、最後はクローゼが押し込み、バイエルン2得点目!l
良く見るとあらぬ所で押し込んでます。…これ、なんて言えばいいんでしょう?
60分、イズマイロフに替えて10ブクチェビッチ、アベルに替えて25ペレイリーニャin。
63分、ロケンバック、ペナルティエリア内でラームへの痛恨のファウル。
バイエルンはPKを得ます。これをリべリーが決めて3点目。ティアゴ、反対に飛んでいます。
66分、オッドに替わって30レルin。
70分、シュヴァインシュタイガーに替わって8ハミト・アルティントップin。
71分、デルレイに替わって20ジャロin。
乗って来たバイエルンは惜しいシュートもあり、ずっと敵陣ゴール前に居続けます。
そこで一旦、カウンターでスポルティングはバイエルンゴール前に。
75分にリードソンのシュート。79分にはレルのファウルでFKを与えますが、いずれも無得点。
77分、ルシオに替えて5ファン・ブイテンin。
そして84分、今迄CLで得点したことのなかったストライカーが初得点です。
リべリーの素晴らしいクロスをトーニがゴール! バイエルン4点目。
そして終了間際、ロスタイムにダメ押しの5点目が。
トーニのシュートは一旦、ティアゴがセーブするも、リフレクションを押し込んだトーニ。
トーニはCL初得点+ドペルパックという幸せを噛みしめた事でしょう!
そしてこのまま試合終了。
なんと、バイエルンはアウェーで0−5の大勝利を飾りました!
ゲームデータを見ると、意外にも僅差に見えます。
シュートはスポルティング13本にバイエルン14本。
ただし枠内がスポルティング1本なのに対してバイエルンは7本、5ゴール。
ボール支配率も50%50%と互角。その他全てがほぼ互角です。
それにしても今日は照れもなく、応援歌「Stern des Südens」のCパートが歌えます!
ブンデスリーガだろうとポカール、はたまたチャンピオンズリーグでだって
そうさ、バイエルンの勝利より素晴らしいものがあるだろうか?
ついでに、チェルシー対ユベントスの先発は以下のとおり。
チェルシー:P. Cech - Bosingwa、Alex、Terry、A. Cole -
Mikel、Ballack (81. Mancienne)、Lampard - Kalou (72. Malouda)、Anelka、Drogba
ユベントス:Buffon - Mellberg、Chiellini、Legrottaglie、Molinaro -
Camoranesi (52. Marchionni)、Sissoko (86. Trezeguet)、Tiago (62. Marchisio)、Nedved -
del Piero、Amauri
ゴールは15分、ドログバ(チェルシー)。
ヒディンクもポルトガル勢抜き路線なのでしょうか?
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