かねてより「近いうちにバラックとは今後について話し合う予定」と言っていたレーヴ、
昨日はその結果として、バラックはユーロ2012の構想外となった事を発表しました。
バラックがそのキャリアの最後を飾る為に戻って来たレバークーゼン、
そしてドイツ協会、その他の多くのマスコミの記事で一斉に報じられました。

そのいずれもに使われていたのは「時代（政権）」の終わり、という言葉でした。
2002年の日韓開催ワールドカップ以来、ベッケンバウアーの呼び名、
“皇帝”になぞらえて”新皇帝”、”小皇帝”とよばれるようになったバラックは
文字通りドイツのサッカー界で君臨して来ました。
また、2006年のドイツ開催のW杯においては、クリンスマン監督による
「カピターノ（キャプテン）」という呼び名も有名になりました。

結局、悲願だった世界的なタイトルを得る事も無く、その時代の幕を下ろします。
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ここ数年来は怪我が多く、不運に見舞われていました。
チェルシー所属の頃より、足指を骨折したり怪我がちでしたが、
2010年のW杯前のFAカップ決勝では、当時ポーツマスに所属していた
ケビン＝プリンス・ボアテングのラフプレーによって足首を骨折、
最後の出場のチャンスだった南ア開催のW杯には出場できず、
ただ温情でドイツ代表に帯同するだけとなって以来、代表からは遠ざかっていました。
（Ｋ.Ｐ.ボアテングはベルリン生まれ。弟イェロメはドイツ代表になったものの、
彼はガーナ代表を選択し、後にドイツ代表やレーヴを非難する発言をしていて、
それが原因で弟とは不仲になったとも言われています。
イェロメはユーロ2012のドイツ代表として選出される為にも、
バイエルンに行きたい、行きたいと、この所マスコミにもマンCにも語っていますが…）

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絶対的な存在として代表チームでも君臨したバラック、
彼の最後の花道を飾る為に、8月10日のブラジルとの親善マッチ、クラシカーには
バラックをキャプテンとして出場させ、その引退を盛り上げる
イベントも企画されているとドイツサッカー連盟は発表しました。

この8月10日の出場で99キャップ目となるバラック、
1999年4月28日の対スコットランド戦から2010年3月3日の対アルゼンチン戦
（この試合ではバラックがデミチェリスの目〜顎にかけての骨を折る負傷をさせました）
まで98試合に出場、2001年3月28日の対ギリシャ戦で代表初ゴールを決めて以来
2009年9月9日の対アゼルバイジャン戦まで42ゴールを決めています。

代表では59勝、19引き分け、20負という成績に終っています。
日韓W杯の韓国との準決勝での苦渋のファウル、ゴールは
ドイツのファン、誰の心にも強く残っている事でしょう。
そして個人的には2006年の同じく準決勝、イタリアとの戦いの後の
キャプテンの涙も忘れることができないでしょう。

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・バイエルンのアリアンツでのスタートは7月2日

来シーズンに向けたFCバイエルンの、シーズンスタートは7月1日、
翌日7月2日にはホームスタジアムのアリアンツアレーナで
シーズン開始のファン感謝デーのイベントが行われます。
この辺り、前季チャンピオンのボルシア・ドルトムントと同じ予定です。

スタジアムのオープンは15時30分、そして16時15分からは
様々なプログラムが催される予定となっています。
また、13時頃からはスタジアム周辺で、バイエルンの公式スポンサーや
パートナーの団体による様々な出店やイベントコーナーが準備されるとの事。
終了予定時刻は18時30分頃。

昨年はおよそ3万人が参加した、このお祭り当日は
巨大なアリアンツアレーナの駐車場も無料で利用可という事ですし、
お近くにお住まいの方、旅行予定の方は参加されてはいかがでしょうか。

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…今日も長くなってしまったので、ブンデス各チームの予定はまた明日以降に。
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