エンケ、安らかに

11 月 11th, 2009

あまりにも突然のニュースでした。
ハノーバー96のゴールキーパー、ドイツ代表のGKでもあった
（バルサやフェネルバフチェにも在籍していました）ロベルト・エンケが
昨日の夕方、ハノーファーからおよそ25kmのノイシュタット・アム・リューベンベルゲで
列車に跳ねられて亡くなったと、ハノーバーのマルティン・キント氏より公表されました。
享年32歳。

まさについ数日前、（不思議なウィルス性の病気から）ピッチに戻って来たばかり、
ホームにハンブルクを迎え、ドローに終った試合でも開始前のカメラは
この戻って来た守護神、エンケばかりを追っていました。

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Hannover: Trauer um den National-Keeper
Robert Enke ist tot
Die Fußball-Welt ist geschockt. Wie der Präsident des Bundesligisten Hannover 96, Martin Kind, bekanntgab, lebt der deutsche Nationaltorwart Robert Enke nicht mehr. Enke starb an einem Bahnübergang in Neustadt am Rübenberge im Ortsteil Eilvese. Er wurde nur 32 Jahre alt.
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2010年W杯の正GKに一番近い男、エンケのあっけない他界について
ハノーバー警察の広報のシュテファン・ヴィトケ Stefan Wittke氏の発表によると、
原因はおそらく自殺（自殺か事故かはまだ確定されていないようですが）
線路からおよそ10mの線路脇にエンケの車が停められていて、
助手席にサイフを置いた状態でドアはロックされていたとの事。
そこから100メートルのところでブレーメン方向からやって来た列車にはねられたようです。
死亡時刻は18時17分、時速160kmで走るローカル線4427列車が該当の列車です。

3年前に2歳の娘（先天性の心臓疾患）を亡くしていて、それが原因では、とも言われていますが
彼と妻のテレザ夫人は5月に現在8ヶ月になる子供を養女にしていたので、
その二人が残されたことになります。
事故後直ちに警察、消防が到着、そしてテレザ夫人が到着（夫人はショックの為、治療を受けています）、
19時35分にキント氏が通知を受け、エンケの死を公表、21時47分に霊柩車でエンケは運ばれたとか。
現在、エンケの死を悼む多くのファンの灯した灯りが供えられています。

エンケ2 　エンケとチームメイト
これらの3枚の写真は全て8日のハンブルク戦でのエンケの姿です。
たまたまですが、英雄の復帰という事で、大変多くのショットが放送されていました。
この試合がエンケの最後の姿になるとは、これを見ていた全ての人が思ったのではないでしょうか。
ホームでの試合が最後、サポーターにとってせめてもの慰めでしょうか…