働かない男ロッベン〜kickerの選ぶ年間ベストプレーヤー&入れ替え戦

5 月 25th, 2011

喜ぶドレスデンスタッフ ファンと選手
2部16位のオスナブリュック対3部・3位のディナモ・ドレスデンの入れ替え戦
第2戦が昨日(日本時間では今朝未明〜早朝)行われ、延長の末ドレスデンが勝利しました。
先週行われた第1戦では1−1、2試合合計2−4となり、ドレスデンが昇格を決めています。
毎年、このプレッシャーに晒されているオスナブリュック、残念でした。
かなり荒いプレーの多い雑なゲームでしたが、それに目を光らせる主審の
恐怖政治とも言えそうな、選手以上に乱暴な態度にはビビりました。

さて、もう数日前の事となってしまいましたかが、日本のマスコミでも
ドイツの専門誌(kicker)で香川が年間ベストプレーヤーの2位に選ばれたと
話題になって居ましたが、前回のBildが選んだ年間ベストイレブンに続いて、
遅ればせながら、そのkickerのベストプレーヤーについて見てみたいと思います。

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本日の結果
オスナブリュック 1−3 ディナモ・ドレスデン(第1戦 1−1)

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kickerの年間ベストプレーヤーは毎節ごとの個人採点の一年間分の平均値を出し、
それを成績の良い順に順位をつけたものなので、
香川やリベリーといった長期離脱組も顔を並べているという訳です。

まず、チームごとの全プレーヤーの平均値で並べた順位では
1位 ボルシア・ドルトムント 平均点数2,96
2位 マインツ        平均点数3,40
3位 レバークーゼン     平均点数3,42
4位 バイエルン       平均点数3,45
5位 ハノーバー       平均点数3,50

(ドイツの採点は1〜6で表わされ、1が最高点)
となっていて、CL・EL組が上位を占めるという、納得の結果となっていますが、
それにしてもドルトムントは飛び抜けて評価が高くなっています。

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次に個人別の順位ですが、あちらこちらのニュースを見ても
全て書かれていた訳ではない様でしたが、実は意外な顔ぶれとなっています。
もちろん上位の多くはドルトムントのプレーヤーで占められています…が…

1位 フンメルス   ドルトムント 平均点数2,61 (採点対象試合数32)
2位 香川      ドルトムント 平均点数2,62 (採点対象試合数17)
3位 ヌリ・シャヒン ドルトムント 平均点数2,64 (採点対象試合数29)
4位 M.ゲッツェ   ドルトムント 平均点数2,70 (採点対象試合数30)
5位 S.ベンダー   ドルトムント 平均点数2,72 (採点対象試合数29)
6位 レンジング   ケルン    平均点数2,74 (採点対象試合数17)
7位 ヴァイデンフェラー ドルトムント 平均点数2,76 (採点対象試合数33)
8位 ノイアー    シャルケ   平均点数2,79 (採点対象試合数34)
9位 シュタルケ   ホッフェンハイム 平均点数2,82 (採点対象試合数25)
10位 ヴィダル    レバークーゼン 平均点数2,85 (採点対象試合数33)

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と、kickerの採点だけではノイアーよりもレンジングの方が上という、
喜ばしいのやら脱力して良いのやら判らない結果となっています。
しかし、確かに半期という短い間でしたが、毎試合レンジングは見事なプレーを見せていました。
どん底に陥っていたに違いない半年が彼を大きくしたのかもしれません。

その他ベスト15にはバウマン(フライブルク)、ヴィーゼ(ブレーメン)と
全部で5人のゴールキーパーが居るのもさすがGK大国と言われるドイツだけの事はあります。

ところで、バイエルンのプレーヤーはどうなっているのか、と言えばこんな感じです。
16位 ゴメス   平均点数2,94 (採点対象試合数27)
17位 リベリー  平均点数2,95 (採点対象試合数21)
29位 ブット   平均点数3,11 (採点対象試合数23)
39位 グスタヴォ 平均点数3,23 (採点対象試合数30)
43位 T.ミュラー 平均点数3,29 (採点対象試合数33)
48位 シュヴァインシュタイガー 平均点数3,31 (採点対象試合数31)
58位 ラーム   平均点数3,37 (採点対象試合数34)
59位 ティモシュチュク 平均点数3,71 (採点対象試合数26)
140位 クロース  平均点数3,74 (採点対象試合数28)
140位 プラニッチ 平均点数3,74 (採点対象試合数23)
176位 ファン・ブイテン 平均点数3,90 (採点対象試合数20)
180位 バドシュトゥーバー 平均点数3,95 (採点対象試合数22)

ちなみに日本人選手では
135位 内田  シャルケ 平均点数3,11 (採点対象試合数33)
208位 長谷部 ヴォルフスブルク 平均点数4,18 (採点対象試合数20)
がランキングリストに載っています。

何試合以上に出場という規定などは探しても見つけられず、謎なのですが、
当然入っていて不思議のないロッベンの名前がどこにも見当たりません。
220位までの中にはクラフトの名もないですし、岡崎もなし。
そして途中加入の選手はランキングに入っているのに、ファン・ボメルなどの
他リーグへの途中移籍組が入っていないのが不思議な話です。

ちなみに電卓片手に出してみたロッベンの平均評価は…
ロッベン 平均点数2,42 (採点対象試合数13)

予想以上に働いていません! 出場時間あたりの報酬単価高いです!
しかもこれで12ゴール決めています!
いや、出場時間がほとんど無くても「働いている」と言うべきなのでしょうか。

出場試合数がシーズンの過半数以上に出場していなければならない…という条件があって、
それに足りていないロッベンはランキングされていないと考えるしかないようです。
とはいえ、それを無視すればロッベンは
フンメルスや香川を抜いて堂々の一位になっていたと思われます。
つまりはロッベンは、そのスペランカー体質を改善しない限り、
このシーズン成績ベストプレーヤー争いに参戦する事すら出来ないという事のようです。

そういう訳で、この順位はあまり真剣に捉えず、
あくまでも「こんな感じ」という程度に思っておくしかないようです。
…それにしてもロッベン、いろんな意味で凄いです。

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