ユーロ勝利の代償
10 月 14th, 2010降格圏から抜け出せないままのシュトウットガルトは
とうとう監督解任という緊急事態になってしまいました。
ユーロ予選では所属選手たちの華々しい戦果が報じられているバイエルン、
監督は安泰の模様ですが、チームの状況はシュトゥットガルトより深刻かもしれません。
バイエルンのプレーヤー達の多くはそれぞれに大きな収穫を得て
ユーロ2012予選の戦いからチームに戻って来ますが(ハミトは一番辛いのですが…)、
その代償というには少しばかり大き過ぎる痛手も持ち帰ることとなりました。
既にアリエン・ロッベン、フランク・リベリー、ディエゴ・コンテント、
バスティアン・シュヴァインシュタイガー、デヴィット・アラバ、
そしてニュルンベルクへのレンタル移籍中に負った傷が癒えないブレーノと
今季のバイエルンのリーグでの成績にも表れている負傷離脱者の多さですが、
そこにまた新たなプレーヤーが加わる事になりました。
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すぐにもバイエルン・ミュンヘンの公式サイトでも報じられるかとは思いますが、
昨日のユーロ予選第4節の途中、交替したファン・ボメルは足を痛めていたのか
交替後、右膝をアイシングしていたのが気になっていたのですが、
やはり状況はよくないようで、2〜3週はアウトとなる可能性がある見込みです。
カイト程ひどい状況ではないかとは思いますが。
ウリ・ヘーネスはバイエルンはリーグで7節を戦う間に5つの国際試合を戦ってもいる。
それは大変不合理である、とコメントしていますが、
またしてもオランダサッカー協会が、ファン・ボメルを12日の試合に出さず
ミュ右辺に戻すよう取りはからって欲しい、というバイエルンの要請を受け入れませんでした。
バイエルン側はそれぞれの選手達が代表戦を重要視する傾向に対して
「彼らは雇い主が誰かを考えねばならない。
我々はプレーヤーの態度を全く受け入れることができない」と語っています。
ともかくロッベンの件と合わせてUEFAやFIFAに対しても法的な手段を講じるとの事。
オランダ協会の関係者もマスコミに対してバイエルンとは戦争だ、
と語っているとかで、それを知ったヘーネスはとうとうこんなコメントもしています。
「今後選手を獲得する際には代表選手は獲らないかもしれない」
.
また、ドイツ代表でもゴメスと交替した後、すぐにドクターの治療を受けていた
(ドイツ代表では慣れたチームドクターがすぐそばに居るのが救いです)クローゼですが、
腿の筋肉の状況は思わしくなく、こちらも2〜3週のアウトと言われています。
…また社長に恨まれるのでしょう。
そして他の多くのチームと試合日がずれているため、ユーロはお休みで
親善試合を行っていたクロアチア代表に招集されていたオリッチも
試合中のアクシデントで鼻血が止まらず交替となりましたが(鼻を折っているとの事)、
しばらくは様子を見る必要もありそうです。
.
ファン・ハールの少数精鋭主義で、切る選手はあっても獲る事がなかった今シーズン、
チャンピオンズリーグのグループステージやポカールの対戦もあるというのに
W杯の影響もあって、早くも心配事が現実のものとなりました。
プラニッチやハミト・アルティントップ、ティモシュチュクやオットルを使うか
またもハース等アマチュアをかり出して大事な対戦に臨むのでしょうか。
ファン・ハールの性格からするとティモシュチュクやオットルはフル出場させない気もしますが。
(…ファン・ハールに干されているデミチェリスをまたしてもMFに使うとか、
また以前と同様、監督に抗議して一層干されるのが目に見えるようですが)
.
※追加
ファン・ボメルはどうやら週末のブンデスリーガ第8節と
CLクルージュ戦を休む事は確かなようです。
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